フルブルーム
　植物と暮らす

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ばらのお話し　PART2

さてさて、バラにはどんな物語があるのかしら。
育てている人の物語、贈るバラの物語、歌の物語、薔薇に例えられる人の物語…
一本一本に物語がありそうですね。

ばらの歌

◯もちろんこれから。「バラが咲いた、バラが咲いた、真っ赤なバラが…」
　さみしかった、ぼくの心に、君の心にばらが咲いたと唄うこの歌。
　これはバラを情熱の花と例えたのでしょう。
　でも、この物悲しさ。
　バラはもちろん、花持ちの良いものもありますが、刻々と姿を変えてしまうその姿は、まるで青春時代の恋心のようではないでしょうか。
　灰色の心に『ぽっと』浮かんだ真っ赤なバラ、希望であり、憧れでもある。
　それでも、その色は失われ、花は散ってしまうのでしょう…
　子どもの教科書に載ったりしたようですが、これは本当に大人の歌ですねぇ。

◯百万本のバラ
　おときさん（加藤登紀子さん）が歌ったこの歌も、また物悲しいメロディー、そして詩。
　すべてをバラに託したであろう貧しい絵描きは、女優の彼女に気付いて欲しかったのかしら？
　決して報われることのない恋、それでも見つめていたい…
　そう、きっと届く必要はなかった、ただ、「贈りたい」と思ったのでしょう。
　彼の心で色あせることなく残るそのバラの思い出、イコール褪せることのない彼女への思い。
　本当の彼女は本当のバラと同じように、色あせ、枯れてしまうけれど…。
　
どうして？華やかなバラにはこんなに悲しい歌が…
もちろん、『欲望』の象徴のようにあつかわれることもあるバラだけど。
よ〜く、この２曲を思い出してみると、そう、バラは夢、バラは希望なのです。
本当のバラではなく、バラという存在そのもののイメージが希望なのかもしれません。
夢うらないでもバラが咲く夢は「希望がかなう」ことを象徴しているとのこと。
さぁて、「あのバラにしようか、このバラにしようか…」と思いながら眠ることにしましょうか。
そしたら、以外なところで、夢や希望がかなっているかもしれませんね…

バラを想う

バラに似合う植物は？？
イングリッシュガーデンといわれる庭にバラは定番。
「バラは決まったけど…」、「ここにバラを植えたいけど…」というのは、よくあることです。
それじゃぁ、バラと一緒に植えるのは何？
コンピニオンプランツとしてはハーブがあります。
イタリアンパセリや、ニンニク系の物は虫よけにいい。
ラベンダーやローズマリーは色あわせがしやすい。
ラベンダー、ローズマリーとともに、クリスマスローズは常緑なので、冬場の葉のないバラに彩りを添えて美しい。
タイムは土を隠すし、利用しやすいのでいい。
ミントは？ミントは鉢植えにします。
だって、地植えにすると、思ってもいないほど、あっちこっちから出てくるから。
でも、あれも虫よけにはいいらしいから、鉢植えにしたミントをバラの足元に…

宿根草としてはアカンサスやジキタリス、アスチルベ（憧れ！！）、ギボシやデルフィニウムが、つるものはクレマチスやハゴロモジャスミン、ツルハナナス。

でも、鉢植えで育てていると、バラに最適な環境をつくろうとすると、他の植物には劣悪な過酷な環境になってしまうのよね。
日当りもバラ中心、水やりもバラ中心、肥料も、植え変えも、すべてバラ中心なのです。
だからバラはバラだけ。
庭の方で実践しよう。
で、どのバラにするの？？

それが問題なのよね…。
皆さんはどのバラと、どんな植物と会わせますか？

ホントは、何か詩とか物語とか書こうと思ってたんだけど、テレて書けない…

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