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 ばらのお話し

ばら、バラ、薔薇…
あこがれ?楽しみ?
なんともいえない存在…

ばらの仲間

ばらって、本当にいくらでもある。毎年、生まれてきますよね。
原種、オールドローズ、イングリッシュローズ、フロリバンダローズ、ハイブリッドローズ、ミニチュアローズ…
オールドローズというのは、1867年、ラ・フランスというバラがつくられた以前からあったものという定義があるようです。
オールドローズには、ガリカ、ポートランド、アルバ、ダマスク、チャイナ、モス、センティフォリア、ブルボン、ハイブリッド・ハーペチュアル、ティーにだいたいわけられています。
このうち、ガリカ、ポートランド、アルバ、ダマスク、チャイナ、ブルボンは発見された地域の名がついているとのこと。他のモスやセンティフォリアもそうかもしれませんね…
イングリッシュローズは、見た目はオールドローズによく似ているのですが、1961年に英国のデビッド・オースティンがConstance Spryを作り出してから、というので40年ぐらいの歴史といえますね。
これだけ分類できるので、とにかく種類もたくさんあります。
ここでは、とりあえず、私が育てているバラを紹介しましょう…

バラの紹介

名前についている色が、だいたいの花の色です。
ちょっとちがうかもしれないけど…

チズル
チズル 分 類:モダンシュラブローズ(最近のバラです)
産地?:ベルギー
名前はチズルと日本の女の子みたいですが、外国のバラです。
チーズルとかチズールとかって言うんでしょうか…
「鉢で育てられて、たくさん花が咲いて、丈夫で、つるばらっぽいやつ」
という無理難題を伊丹バラ園さんに言ったところ(ホントウはバレリーナが欲しかった)、すすめられた子です。
いやー丈夫です。ホントに。
非常に劣悪な環境(朝2〜3時間しか日があたらない)にも、毎年かわいらしい花をつけてくれます。
一重の3〜5センンチ(秋の方が大きな花をつけます)のピンクのバラです。
香りはやや弱いですが、たくさん咲くと、結構香ります。全体で。
咲ききると、花びら一枚いちまいが、クリんとなって、ちょっと波打つ感じがかわいらしいです。
生け垣とか、フェンスにおすすめです。

ケーニギン・フォン・デンマーク(クイーン・オブ・デンマーク)
ケーニギン・フォン・デンマーク 分 類:オールドローズ アルバ
産地?: 
どうしても、どうしてもほしかったオールドローズ。
ほとんど衝動買いでした。
買ってから「あ、春しか咲かんのや…」という無知でしたが、1年でかなり大きくなり、2年目では10こも花をつけてくれました。
くきは細く、えんぴつくらいしかありません。
でも、ほんとにトゲがたくさんある。
半日陰でも大きくなり、そこそこ日があたれば花をつけてくれます。
花はアルバにしてはめずらしいピンク色、中心がやや濃いピンクです。
花径5〜6センチくらいと、オールドらしい(?)素朴さをもっています。
その花の香りは絶品です。朝窓をあけると、『あ〜幸せ!!!』って思います。
花もちはあまり良いとは言えないですねぇ…
ただ、私としてはカップ咲きの方が好きなので、形はうーん、昔の『女の子のパンツ』みたい(笑)。
でも、なんともいとおしい子です。この子も。
つるばらっぽく仕立ててもいいかもしれませんが、結構年月がかかると思います。

ビビ・メイズーン
ビビ・メイズーン 分 類:イングリッシュローズ
産地?:英国かな?
春しか咲かないのはやっぱりさみしいと、イングリッシュローズに手を出した私。
でも、あんまり載っている本はなくって、(ケーニギン…もそうなんですよね)「あ、またマイナーな子なんかも」と思ってしまいました。
とにかく、育つのはゆっくり、ゆっくり。のんびりさんです。
日当りとかいろいろ問題もあるんでしょうが、すぐ茎の先がとまってしまう。
切るべきか、切らざるべきか…とハムレットの心境ですが、
ようやく3年で大きく(8〜10センチ)美しい濃ピンク(想像していたローズ色)のカップ咲きの花を手にすることができました。
2番花以降は、花は小さく、形も少しオチますが、香りは絶品。
幸い、病気にもかからず、虫もなぜかつかない。
ボチボチ、ゆっくり、知らぬ間につるのような茎がにょき〜とのびている…
不思議なイタズラっこのような子です。


ほんとうは、この3鉢で終わらせようと思ってたんですが…
終わるはずもなく、増殖(?)していく鉢、鉢、鉢…

ミセス・ジョン・レイング
分 類:オールドローズ ハイブリッドペパーチュアル
産地?: 
四季咲きとのうわさと、京阪バラ園の常連さんのオススメで買ったバラです。
花はビビと同様デカい。でも、最後まで花の形が美しく、香りの弱さなんて!!って感じです。
日当りの良い方が良いようで、ちょっと事情があって2〜3時間しかあたらないと、とたんに花は小さく、花つきは悪くなってしまいました。
もうちょっとのガマンだからね…
お気に入りの一つです。
背丈はそれほど大きくなりません。茎も細い。トゲも少ない。
鉢栽培には結構オススメかもしれません。

ロサ・フェティダ・ペルシアーナ(ペルシアン・イエロー)
ロサ・フェティダ・ペルシアーナ 分 類:原種
産地?:中近東あたり
黄色のバラが欲しい。それも、オールドで。
と思っていたのですが、これもまた伊丹バラ園さんのおすすめで買ってしまいました。
春にふんわりとした4センチくらいの八重の花が茎の先にポロポロと咲きます。
かわいい。ホントウにかわいい。(ダイダイの花に似ている)
香り?ほとんどない。とげ?すごい!!春しか咲かない?そんなこと!!
ほんとうにそんなことどうでもいいくらい、花がかわいらしい。
茎はコゲ茶、葉はやわらかい深緑。
今、ベランダの特等席にいるのはこの子です。
ただ、葉が落ちた後、生きているのか死んでいるのか、ほんとうにさっぱりわからない。(茎がコゲ茶だから)
だからよけいに、春に芽が出て、葉が出て、花が…
入手しにくいとか、育てるのが難しいとかいろいろ言われますが、あの花を見ると、魅了されてしまうバラ好きさんは結構多い???

スゥィート・ジュリエット
分 類:イングリッシュローズ
産地?: 
アプリコット色の丈夫!!!!なのがコレ。
枝は切っても切ってもどんどん伸びる。
そのうち、ベランダの屋根つきやぶるのとちゃうやろか?と心配になるくらい、のびるのびる。
しかも、茎は太い。
太さとあい反して、花は5センチくらいのカワイイ花が繰り返し咲きます。
あ〜ん、こんな時期に咲かなくてもいいのよ…
て、時期に咲く。
自己主張の強い茎と、楚々とした花。香りはバツグン。
何かの本で読んだけど(買った後に)、日本ではツル薔薇として仕立てて…
もう、遅い…
がんばって、普通のシュラブとして育ってもらおう…

ブラックティー
ブラックティー 分 類:HT
産地?:日本(京阪バラ園)
切り花でも人気◎のバラ。
でも、なぜか、私の家では真紅のローテローゼのよう。
気温、日照その他の要因で色が決まるらしいので、他のバラたちと一緒くちゃにいる彼(彼女?)にとっては、「まぁ、どおでもいいや。咲けば…」くらいなのかなぁ。
でも、花は大きく、気紛れさは女王様。あなたがナンバー1です。
一度でいいから、ブラックティーって色で咲いてほしいなぁ。
去年末におそろしいことをやってしまったのですが、それ以来、なんだかとっても元気です。
で、今ごろ咲こうとする。
おいおい、もう、土変えなんだけど…
やっぱり、女王様だわ。この子は…

粉粧楼(フンショロウ)
粉粧楼 分 類:オールドローズ チャイナ
産地?:中国?
『けなげ』という言葉にピッタリくるのがこのバラだと思います。
あこがれて、探し求めて、ようやく探し出した…とはいっても、伊丹バラ園さんが1998年に一般発売を開始されたっていうことなんですけど。
それほど日があたらなくても、小さなそれでいて、たくさんの花びらを詰め込んだつぼみ〜花。
ただ、その花びらがめいっぱい広がった姿はあまり見ることができていない。
なんでかなぁ…
7号鉢で十分に育ってくれます。のんびり、ゆっくりと、ね。
今も密かにつぼみをふくらませている。
やっぱり、大阪は温帯地方なんだわ。日本で2番目にあたたかいところ、大阪…

グリーンアイス
分 類:ミニ
産地?:
たぶん、グリーンアイスじゃないと思う。
でも、梅田のH急ではグリーンアイスって売っていた。
だって、花はグリーンにならないし、ピンクがかっているし。
1月ごろ咲いてくれるので、花の少ない季節ではありがたいんだけど、ちょっと心配だなぁ。
本当はなんて言うのかな???

ティラミス
ティラミス 分 類:HT
産地?:伊丹バラ園
よく似たバラに、ジュリアというのがあります。
それは、育てるのがとっても難しいらしい。
このティラミスはそのてん、丈夫でよく咲きます。
花の色は非常にビミョウな色です。
問題は、形。
1番花はとっても美しいのだけど、2番花からは、なんとなくクチャクチャにしたティッシュペーパーみたいになってしまう。
でも、花は大きく、色が珍しい。それだけで許してしまうのです…

チャールズ・レニー・マッキントッシュ
分 類:イングリッシュローズ
産地?:
先ごろ手に入れた(ENGEI.NETさんで購入)、NEW FACE。
よっぽどいい環境で育っていたのか、すっかり芽がのびて、ここ数日の寒さにまいってしまうといけないので、過保護にも、夜は家に入れています。
花はライラックに似たピンク色らしい。
多花性で香りも強いらしい。
すべて『らしい』なのはまだ、花を見ていないから。

ベン・ムーン
分 類:ミニチュア
産地?:
伊丹バラ園さんで、花色に魅せられて購入。
だって、紫なんです。写真では。
でも…実際咲くと、ピンクだった。
なぜーーー!!!
ミニチュアなので置き場所にも困らないし、とにかく良く咲く。
手入れもカンタンだし、丈夫だけど、ちょっと虫がつきやすい。
でも、なんで紫にならないんだろう…

なまけものの私は、バラを育てるのが好き。 だって、小さな花とちがって、水やりの回数も少なくてラクだし、 東側に置いているのですが、なぜか虫もつきにくいし、ちょっと世話をすればウレシい花は咲いてくれるし。
 私のやりかたはこんな感じです。

(1)どこに置くかをだいたい決める。
   『だいたい』なのは、鉢はどんどん増えて行くから。
   そこがどのくらい日があたるか、それが大問題だからです。
(2)欲しい種類について調べまくる。
   特に、通信販売とかで買う場合はあとから『あ、でかい…』って思っても仕方がないから。
(3)買う。伊丹バラ園や京阪園芸の場合、そこでいろいろ聞きまくる。
   それで、当初の予定と違う種類を買うこともある。(え?私だけ?)
   そうそう、時期をまちがえないように、冬に大苗、春は春苗。夏はあんまりすすめない…
(4)鉢は7号(ミニバラは別。HTとかオールドとかイングリッシュ)以上。
   その方が世話も楽。
(5)鉢底石→ピートモス(5ミリほどの厚さで)→じんわり効く肥料→
   土(普通の土に赤玉中粒、パーライト、バーミキュライト、堆肥、腐養土を混ぜる。4〜5センチ)
   →苗(大苗の巻き苗は根をひろげて、春苗は土を落とさないように)→まわりにしっかり土(混合)
   →よーくおさえて(特に大苗は根と根の間にもきっちり土が入るように)
   →水をたっぷり、下から流れ出るように。
(6)水やりは土に指をつっこんで、乾いてたらたっぷりあげる。

虫がついたら手でとる。虫がきらいな人もがんばってとる。
そうしたらきっと元気な花が咲く(と思う)。
1年か2年に1回は土を変える。変えるやりかたは(5)をくり返すだけ。
あ〜カンタン。


バラのお話し PART2



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